制作日記

登場人物の中で助手は唯一の普通の人。でも患者各々が基準だとすると、助手の方が普通じゃなくなるのかな…？
果たして助手は、ちょっと癖のある愛すべき患者達のお手伝いができるのか否か…。

電車のつり革、コンビニのドアの取っ手、銀行のATM……いったい１日に何人の人が触るんだろう…
そんなことを考えるととても不潔に思えてくる。
でも多くの人はいちいち気にしない。私も。
だけど不思議なもので、役作りをしていると、つり革やドアの取っ手にウヨウヨ蠢く菌が見えるような気がしてくる(笑)
初演に引き続き、ブランシュと再会です。

3年ぶりのTOC TOCはやっぱり手強いです。再演故の「なぞり感」怖いですー。
でも新メンバーが強烈で、初顔合わせの本読みで普通に笑ってました。
新しいTOC TOCがどんな風になるのかとても楽しみ。楽しみ。楽しみ。楽しみ。

ヤングの頃から外国喜劇がライクで、今回フレッド役を頂きエキサイトしています。
ポイントポイントでストレンジな台詞をいうのがベリーファニー、芝居のスパイスになるよう体当たりで演じようと思いました。
キャストの皆さんはベテラン揃い、ショルダーをお借りしてナイスな芝居を作っていければハッピーです。

プロ野球選手名鑑という選手の身長、体重、家族構成、年俸等がまとめてある小冊子がある。
野球少年だった頃、異様にその冊子が好きだった僕は12球団全ての選手、監督の年俸を空で言える小学生でした。今はそんな稀有な記憶力はとうの昔に無くなり、台詞覚えに四苦八苦していますが…なんでも計算しないと気が済まない、近童弐吉さん演じるヴァンサンの台詞を聞きながらそんな記憶が蘇りました。数字が好きだった僕は少しだけその癖を理解出来ます。
えっ自分の役の話はしないのかって？それはまた別の機会に。